手元に置いておきたいソニー製品補完委員会 - mylo -
Yeah ! it's mylo !
米ソニー主導?(発売は米国が先行してた)のコミュニケーションツール。SkypeやGoogle Talkに対応して、テキスト/ボイスチャットが楽しめるほか、音楽/動画再生機能も装備。音楽再生はなんとmylo同士で繋げてお互いの手持ち音源を相互に再生できる音楽共有機能「Music Streaming」を備える。WM DRM10対応したオーディオプレーヤー機器が当時はあんまなかったのでそれも印象的だった。本体サイズは2.4型/320x240ドット液晶搭載でこのサイズ感も個人的にはツボ。インターネット接続は残念ながらIEEE 802.11bの無線LANのみ。
無線LANしか搭載できなかった当時の事情とか考えると、MVNO全盛の今なら3G通信機能も内蔵してどこでも繋げるスーパーなコミュニケーションツールになれたかもしれん。また、現在のスマホ全盛による内部部品の高性能化も考えると、今の技術で作られていたら、これスーパー魅力的な製品になってたかも。
当時、まだスマホのプラットフォームが確立されていなかったからこそ、ソニーは小型端末向けのLinuxをカスタマイズして載せていたけど、Android搭載で作ってたら神になっていたかも。
かもかも、言っててもしょうがないけど、そう思わずにはいられない魅力がmyloシリーズにはある。当時、myloに魅せられたバカな男が書いた2本の記事がこちら(笑)
ソニー、小型携帯端末「mylo」の体験会を開催-WMA DRM10に対応し、Napsterも利用可能(AV Watch)
ソニー、800×480ドット液晶搭載の「mylo」新モデル-YouTubeやWMV/H.264/AACに対応。実売35,000円(AV Watch)
やー、myloの体験会レポート…バカだわぁぁぁ(笑)。つかこれ体験会のレポートってよりもほぼレビュー記事じゃねーか。まぁ愛は感じられるけれども…(恥)
W-ZERO3[es]との比較写真とかバカじゃねーの?俺…PSPとの比較とか意味があるのかよくわからないし。ちなみにこのスライド機構を見せると「PSP go?」といわれることがあるが、PSP goは2009年発表なのでmyloシリーズの後。そしてそんなgoも今やすっかり過去の遺物と化しているし、俺的最強Android端末の1つであるところの、Xperia@PLAYたんもやっぱりスライド型…スライドは文化だが、いずれ消えゆく運命にあるのかもしれん。
ただ、この手の先進的な製品にありがちな価格面についてはやはり厳しい。mylo COM-1については直販限定で45,000円とかちょっとあり得なすぎる(笑)。よっぽどのソニー教信者じゃないと、こら買わないよ。
んでその辺の反省もあったりなかったりでCOM-2は35,000円になった。機能強化で1万値下げって戦略としてはすばらしい筈だったんだけど、結局あまり盛り上がらないまま、COM-2を最後にmyloシリーズは幕を閉じることになる。
結論として、やっぱりmyloは早すぎた製品だった。
だからこそ手元に置いておきたい、ということで今回、本体のみのジャンク扱い品を1,000円で入手させて頂いた(笑)。ちなみに充電はminiUSBが使えるほか、PSPのACアダプタがそのまま流用できる。本機も充電完了後は無事正常に起動、一通りの機能も問題なく利用できた。