マックシェイクを劇的に旨くする方法を試してみた!(大誤算編)
事の起こりは以下の記事を見たことによる。
「マックシェイク」を劇的に旨くする方法 (日刊SPA!)
ここにマックシェイクを劇的に旨くする方法が書かれている。方法はここを読む限り、実に簡単に見える。「マックシェイクとトマトジュースを1:1でブレンドするだけ!」
だそうだ。確かに試した人の感想などを読むと(以下引用)
「トマトの青さをシェイクが包み込み、フルーティなトマトの香りだけが残ります。このマッチングはとても衝撃的でした」、「マックシェイクは、甘すぎて苦手だったんですが、トマトジュースの酸味でさっぱりまとまっていて美味しいです」(引用終)
と、大絶賛の嵐だ。
ところが、ここでふと疑問が浮かぶ。自分はトマトジュースが大嫌いだ。そしてマックシェイクのバニラ味は結構好きな部類の味だ。というかいじらなくても十分今のバニラ味で満足なほどだ。ところがこの褒めようだと、トマトジュースが苦手な人でも楽しめそうなマッチングじゃないか?でも本当にトマトジュース嫌いな人も美味しく頂けるのか?
さっそく自らを実験台にこのテーマに取り組んでみようと決めた。とりあえず何はなくともトマトジュースを買わねばならぬ…
とりあえず購入(笑)。ストローでチューチュー吸うパックタイプの物で価格は100円。良心的!容量は200ml。原材料もトマトと塩のみと、正に正規のトマトジュースである。
ここで1点、懸念事項が生じた。1:1ということは、同量でないと意味がない。つまり200mlより大きめのマックシェイクを購入し、少し減らしてそこに混ぜればOKではないか?ということは、マックシェイクの容量も確認して買わないといかんなと。でもマックのドリンクなんてS/M/Lのサイズ表記しか知らんけど、どうにかなるかな?ま、そこは置いておいて、とりあえずマクドナルドへ向かう。途中、パックを開けるため、無印良品製のハサミも購入、210円也。
マクドに入ってハンバーガー(100円)とマックシェイクを注文。そこでSとMの容量について質問してみるが、話を聞いてるとSサイズが200mlないくらいでMサイズは300ml前後っぽいが正確な数字が出てこない。ベテラン店員たちもさすがに容量を記憶はしていない様子で、慌ててマクドの豆本みたいので調べだす。
詳しく調べてもらってる影響でカウンターにはちょっとした行列ができつつあったので、迷惑かけるのも悪いからとりあえず大きい方ということでMサイズを注文。その後、無事容量も分かり安堵。ちなみにMサイズのお値段はちょっとお高く190円。容量は304g(マクド店員調べ)だそうだ。gとmlは4度の温度でほぼ等価らしいので、304mlと仮定することにした。
さて、見ての通りかなり波々と注がれているマックシェイク。これをまず飲んで減らすことで、3分の1よりちょい多めくらいにする。1:1の割合にして万が一トマトが勝っちゃったら嫌いなトマトジュースの味にバニラの香りという最悪の事態にもなりかねないからだ。
このくらいまで減らしていよいよそこにトマトジュースを注ぐ。ここで大誤算その1が発生することになる…
大誤算1:
溢れんばかりのマックシェイクトマトブレンド…カップが小さすぎた!むしろこれSサイズの容量をMのカップに入れて出してくれ的注文がベストだったわ。Sサイズの正確な容量聞いておくんだった…
まぁただ、ギリギリ全部のトマトジュースを入れることには成功したので(写真は全部入れきったあと、あえて入れてるていで撮影したもの)、とりあえず問題はないだろう。ただし、俺を襲った大誤算はまだ続く…
大誤算2:
さて、実際の飲んでみる…ん?ん?んん!?
…
…トマトジュース!これトマトジュースだよ!!混ざってないよ!
そこでふと冷静にシェイクについてWikipediaってみる…すると…「牛乳、アイスクリーム、砂糖、バニラエッセンスを混ぜて作るもの」…アイス…アイス…!!
それだ!つまりアイス分が多いマックシェイクはトマトジュースとの混ざり具合が極めて見極めにくいのだ。 上から見る感じでは結構いい感じで混ざり合ってるように見えるが、上部のアイスが溶けたエリアは多少混ざっているが、底のアイスが固めのエリアにはトマトジュースがまったく混ざり合っておらず、むしろトマトジュースがトマトジュースのままそこで停滞していたわけ。そこにストロー突っ込んで飲んじゃうからそりゃトマトジュースにしかならんわけだ。
そもそも、SPA!の記事はあくまでダイジェストであるため、手順がかなり省略されていると思われる。だから「混ぜるだけ!」とか書かれてるけど、アイスのこの状態で混ぜるのは極めて困難…ある程度寝かして柔らかめにしたシェイクとトマトジュースを混ぜないと真のマッチングは得られないのではないだろうかと推測されるが、それが正しいか否かを判断する手段がない…(このためだけにSPA!買いたくないし…)。
そして、味を見極める上で、もう1つの大誤算が生じることとなる…
大誤算3:
とりあえずストローをちょっと上げて上澄みの液状化したシェイクとトマトジュースのマッチングエリアの部分を吸ってみる。
…お?これか?…ん?お?これか?あ!すぐトマトジュースきた!マッチングエリアが小さすぎて吸うのが困難。一瞬、ちょっとマッチングしたようなテイストを感じることがあっても、すぐにトマトジュースがそのままの姿でやってきちゃうんだよなぁ。
仕方ないので、思い切ってアイスエリアに豪快にトマトジュースをえぐり込む感じで混ぜつつ一気に飲み干すことにする。トマトジュースしか感じられなくて、飲むのが辛くなってきたから…
えいやっと混ぜて飲む…一瞬混ざり合った感じの味を舌に感じたかな?と思ったらそこにもう1つ別の感覚が襲いかかってくる…冷た!冷たい!アイス冷たいよ!
…当たり前だがアイスは冷たいので味覚が大分奪われてしまうのだ…
結局、嫌いなトマトジュースの味を満喫し、最後は口の中キンキンに冷やした状態でマックシェイクのカップは空となった…あと、もう1点付け加えるなら容量を減らすために事前に通常のマックシェイクを飲んでしまったこともマイナスポイントだと思われる。だって口の中はバニラに占拠されて慣れてしまっているから絶妙なマッチングを楽しむより、トマトジュースが口の中で強調されてしまうよね。
大失敗である。
ただ、これでやり方は見えてきた。
1) マックシェイクSを注文するが、カップはMサイズをお願いする(ダメなら上と同じくMサイズ)。
2) 量はマックシェイクが多めの割合は変わらず。ただしアイス状態が残ってるうちは混ぜないし、アイス状態が溶けきった状態で容量をチェックする。
3) トマトジュースを混ぜて、実際飲む前には必ず口直しをすること。ポテトを食うとかチキンを食うとかハンバーガー食うとか(最近ポテト高いからあんま食いたくないんだが…)
以上3点を注意しつつ、明日リベンジしてきます!復讐編をお楽しみに!
(続く…まさかの続き物)
(2013/02/20/23:05:追記)
とりあえず、トマトジュースは塩の含まれていない物を使ってみるといい、とご指摘頂きましたのでこれは明日早速!駅前のスーパーで物色してみる。
(2013/02/21/24:46 追記)
別所の指摘で冷凍庫で冷やしたマックシェイクにキンキンに冷えたトマトジュースを追加するのが常識だろ!って怒られたのでその辺も検討…でもそれやるには家に持ち帰らないといかないんだよねぇ…